【解決事例】高速道路上での追突事故(玉突き事故)。車両の評価損等につき物損示談が成立後、鞭打ち症により約7ヶ月通院後に、人身損害についても示談が成立した事例

被害者

30代男性(会社員)

 

事故態様

高速道路を走行中、渋滞となり停止しかけたところ、後続車に追突された。車両3台が関係する玉突き事故で、被害者は先頭車両の運転者。新車だったが追突により後部が大破した。

 

傷病名

頸椎捻挫、腰椎捻挫

 

事故後の経過

物損示談が先行し、物損の交渉中に弁護士相談。物損については、被害者自身が交渉を継続し、修理代、レンタカー代及び格落ち損害(評価損)として合計約150万円で物損示談が成立した。過失相殺はなし。

 

一方、人身被害については、鞭打ち症の症状が続いたため、整形外科への通院治療を継続し、事故後約7ヶ月後に、後遺症を残す事無く治療終了となった。

 

人身損害の示談金は、既払い金の他75万円余り(内訳は、通院交通費(駐車場代を含む)、慰謝料等)。

 

本件の特徴

高速道路上での追突事故だったため、車両後部の損傷は酷く、新車であったことによる格落ち損の他、修理代やレンタカー(代車)代も、比較的高額となりました。

 

しかし、本件で特筆すべきは、弁護士相談を受けながら、被害者自身が格落ち損害の立証資料を収集する等、積極的に行動したことです。同乗していた家族も同時に被害に遭った為、被害感情が強かった反面、冷静に、相手保険会社と交渉を重ねた努力が奏功し、早期に妥当な金額で物損示談が成立しました。

 

一方、お怪我の方は、仕事が忙しく会社を休めなかったこともあり、中々改善しませんでしたが、それでも、勤務先の近くにリハビリ治療が受けられるクリニックを見つけ、通院する等、工夫をしながら辛抱強く治療を継続した甲斐あって、後遺症を残す事なく治療終了となり、人身被害についても早期に示談が成立しました。

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