判例紹介
【バイク事故判例㉘】片側二車線道路の第二車線をバイクで走行中、第一車線から進路変更してきた自動車と衝突し、右足関節等を負傷した事案において、過失割合をバイク3割、自動車7割と認定した事例
(令和元年9月5日さいたま地裁判決/出典:ウエストロー・ジャパン等) 関係車両 バイク(普通自動二輪車)、四輪車(普通貨物自動車) 事故態様 第一車両通行帯は渋滞中で、渋滞により停止した自動車が第二車線に車線変更しようと、右に方向指示器を点灯させて右後方を目視したが、バイクに気づかないまま発進し中央線付近で停止したところ、後方から進行してきたバイクが自動車の右側面に衝突 続きを読む >>
【バイク事故判例㊵】バイク走行中、貨物自動車に衝突され、右肩痛および右膝痛等により後遺障害等級11級が認定された31歳の男性会社員について、逸失利益の算定において労働能力喪失期間が15年に制限された事例
(令和5年11月15日東京地裁判決/出典:自保ジャーナル№2169、33頁) 事故状況 片側2車線道路の第2車線をバイク(普通自動二輪車)で走行中、第1車線を同方向に進行していた自動車(普通貨物自動車)が右に転回して、バイクの進路を閉塞し、バイクが自動車に衝突した。 けが(傷害) 全身打撲、右大腿骨顆部骨折、右鎖骨遠位端骨折、右第1中手骨骨折、右肋骨骨折等 &nb 続きを読む >>
【バイク事故判例⑩】赤信号を無視して交差点に進入した加害車両がバイクに衝突し、高次脳機能障害(後遺障害1級)が残った40代男性のケース
(平成22年10月27日東京地裁判決/出典:自保ジャーナル 1840号1頁等) 関係車両 バイク(普通自動二輪車)vs普通乗用自動車 事故の状況 加害車両が赤信号を看過して交差点に進入したため、右方から青信号に従って交差点に進入してきたバイクに衝突した。 けが(傷害) 脳挫傷 入院等の期間 ①入院約10ヶ月 (305日) 続きを読む >>