歩行中の事故

【高齢者の交通事故判例③】91歳の女性が商店街の交差点内を歩行中、20代女性と出会い頭衝突して転倒し、右大腿骨頸部骨折などの傷害を負った事故で、事故により同居の次女による介護が必要になった事を理由とする将来介護費の請求が否定された事例

(東京地裁平成18年6月15日判決、判タ1241号143頁) 事故の状況 現場は東京都世田谷区北沢の商店街。交差する各道路からは沢山の人が歩いて交差点内に流入していたところ、20代女性が交差点中央付近で道路脇に買い物をしようとしていた店を見つけて振り返り立ち止まろうとした際、ゆっくり交差点内を歩行してきた被害者に気付かず、肩を衝突させたため、被害者は反動で後方に仰向けに転倒し、臀部を強打し、結 続きを読む >>

【高齢者の交通事故判例④】自動車と衝突し死亡した無職の高齢者(90歳女性)について、事故前年の女性労働者の平均賃金の7割を基礎収入として、死亡による逸失利益(家事労働分)が認められた事例

(平成27年8月28日名古屋地裁判決/出典:交民48巻4号1042頁等) 事故の状況 信号機のない交差点で横断歩道上を歩行中、交差点を直進してきた貨物自動車に衝突された。   けが(経過) 急性硬膜下血腫により、翌日死亡した。   判決のポイント 被害者は、年金収入のみの超高齢者でした。就労していない為、年金収入以外には事故による逸失利益はないと判断され 続きを読む >>

【解決事例】歩行中、自動車に衝突され、外傷性くも膜下出血、右側頭骨骨折等の傷害を負い、事故後5年後に示談が成立した事例

被害者 50代男性   後遺障害等級 後遺障害8級   経過 事故後に現れた物忘れ、記銘力低下等の症状に対し、高次脳機能障害として後遺障害等級9級の認定を受け、その後弁護士相談。   等級に不服があったため、まず自賠責保険に対し、被害者請求の方法により異議申立を行った結果、外貌醜状が新たに後遺障害12級と認定され、等級が併合8級に変更 続きを読む >>

<< 前の記事を見る 次の記事を見る >>
トップへ