衝突事故

【バイク事故判例㉟】信号機のある十字路交差点に双方青信号で進入した、直進バイク(自動二輪車)と右折四輪車の出会い頭衝突事故につき、過失割合をバイク5%、四輪車95%と認定し、事故により右大腿骨骨幹部骨折等の傷害を負ったバイク運転者が約1年10ヶ月後に走ってダッシュをして右脛骨を骨折したことによる拡大損害につき50%の過失相殺を認めた事例

(令和4年4月27日名古屋地裁判決/出典:交民55巻2号535頁等) けが(傷害) 右大腿骨骨幹部骨折、右脛骨骨幹部骨折、右腓骨開放骨折、右膝蓋骨開放骨折等   事故後の経過 被害者は事故後、救急搬送先の病院で手術を受け、術後リハビリのために他院へ転院し、合計約4ヶ月半入院後に退院したが、退院後、右脛骨骨幹部の偽関節手術のために再入院をし、以後、通院の上リハビリ治療を受けて 続きを読む >>

【バイク事故判例⑲】バイクで直進中、路外の車庫に進入しようとした右折車と衝突し、右腕を骨折し変形障害(後遺障害12級)が残ったケース

(令和 2年 6月15日東京地裁判決/出典:交民 53巻3号676頁等) 関係車両 バイク(大型自動二輪車)vs大型乗用自動車(バス)   事故の状況 バス(路線バス)は、片側二車線道路を進行し、右方の路外にある車庫に入ろうとして右折したところ、対向車線の第2車線を直進してきたバイクの前部がバスの左側面後部と衝突した。バイクは制限速度を少なくとも30キロを超える速度で走行し 続きを読む >>

【高齢者の交通事故判例⑫】82歳男性が自転車で走行中、自動車に衝突され、両肩に挙上制限が残った事故に関し、自賠責保険では左肩のみ12級後遺障害が認定されたが、裁判では、事故により右肩腱板断裂の症状が悪化したことを理由に右肩についても10級後遺障害が認められ併合9級と認定されたが、事故前からの素因を理由に30%減額された事例

(令和5年10月27日大阪地裁判決/出典:自保ジャーナル2166号20頁等)   事故状況 自転車で道路を斜め横断中に、左後方から自動車が衝突し、自転車から地面に投げ出され全身を強く打った。   けが(傷害) 両側肋骨多発骨折、両肺挫傷、左肩鎖関節脱臼、右鎖骨骨幹部骨折など   治療期間 約2年(入院日数259日、通院日数48日) 続きを読む >>

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