判例紹介

【バイク事故判例⑰】山間道路を2人乗りで走行中、剥離したコンクリート片を跳ね上げ、バイクが損傷。転倒を回避した際に、左手TFCC損傷の傷害を負ったとして、道路を管理する県を被告として訴訟提起したが、県の責任は認められたものの、TFCC損傷との因果関係は否定されたケース

(令和 3年9月1日大阪地裁判決/出典:自保ジャーナル 2110号145頁) 関係車両 バイク(普通自動二輪車250cc)   事故の状況 事故現場は、アスファルトコンクリート舗装された山間部の国道。左ヘアピンカーブの登り坂を2人乗りで走行中、道路の中央から右の部分の舗装の一部(縦約0.3㍍、横約0.2㍍、高さ約0.1㍍)が剥離した状態になっていた為、当該コンクリート片の上 続きを読む >>

【バイク事故判例㉟】信号機のある十字路交差点に双方青信号で進入した、直進バイク(自動二輪車)と右折四輪車の出会い頭衝突事故につき、過失割合をバイク5%、四輪車95%と認定し、事故により右大腿骨骨幹部骨折等の傷害を負ったバイク運転者が約1年10ヶ月後に走ってダッシュをして右脛骨を骨折したことによる拡大損害につき50%の過失相殺を認めた事例

(令和4年4月27日名古屋地裁判決/出典:交民55巻2号535頁等) けが(傷害) 右大腿骨骨幹部骨折、右脛骨骨幹部骨折、右腓骨開放骨折、右膝蓋骨開放骨折等   事故後の経過 被害者は事故後、救急搬送先の病院で手術を受け、術後リハビリのために他院へ転院し、合計約4ヶ月半入院後に退院したが、退院後、右脛骨骨幹部の偽関節手術のために再入院をし、以後、通院の上リハビリ治療を受けて 続きを読む >>

【バイク事故判例②】バイクで直進中、転回車に衝突され(過失ゼロ)、顔面に醜状障害(後遺障害12級)が残った19歳男性のケース

(令和 2年 2月21日東京地裁判決/出典:自保ジャーナル2073号34頁等) 関係車両 バイク(普通自動二輪車)vs普通乗用車   事故の状況 バイクが片側3車線の第2車線を直進していたところ、転回禁止場所において、加害車が左側の第1車線から転回を開始し、バイクに衝突した。   けが(傷害) 右尺骨茎状突起骨折、左眼窩底骨折、左眼窩吹き抜け骨折、顔面挫 続きを読む >>

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